【家無しPJT13日目】京都で英語リベンジ。さらばぬるま湯。

5月2日から始まった家無しプロジェクトも13日目。

今日は東京を離れて京都に来ている。だがしかし、日本語が聞こえない。いや、日本語が聞こえないというのは言い過ぎで、京都のゲストハウスで日本語が聞こえない。宿泊者のほとんどは、外国人客だ。さらっと聞いた限り、英語、スペイン語が飛び交う。日本人の自分はとてもアウェイな状況である。

挫折感の大きい「ニセコ」の思い出。

去年の2月、リゾートバイトでニセコに働きに行ったことを思い出す。

【リゾバ体験談〜ニセコ編〜】パニクってる

2018.02.05

当時の記事はひとつしか残っていない。環境が辛くて記事を更新する気が沸かなかったからだ。

「まるで海外だ」との前評判どおり、冬のニセコに日本人はほとんどいない。カナダを彷彿とさせる建物(そしてロゴ)、道の真ん中で英語で喋りかけてくる謎の着ぐるみ、パーティーピーポーな海外客たち…まるで映画の中に飛び込んでしまったかのような刺激的な体験ではあったけど、疎外感を感じたのは事実だ。

問題は何より英語力、そして背景に控える文化である。彼らとのコミュニケーションで自分の英語が全く通用しないのだ。和歌山県の白浜でフロント業務に就いていたとき、主に中国人を相手に英語でやり取りをする機会が数回あった。最初は戸惑った。英語に慣れていないからだ。しかし、いつも日本語で説明してる言葉を英語で翻訳すればいいだけなので、通じないということもなく無難に接客をしていた。だから、ステップアップのためと言い聞かせて自信ありげにニセコに向かった経緯がある。

だが、現実は甘くない。「ネイティブの英語が聞き取れない」「何を言えばいいかわからない」という問題が発生したからだ。当時は、職場近くのシェアハウスに入居していた。住人は、日本人3名、スウェーデン人、フランス人、アメリカ人(?)という異国籍ハウス。そして時折、見知らぬ外国人が遊びに来るという形である。

夜に帰宅すると、彼らがたまに集っていることがあって話しかけてくる。

「Hi, man」

「Hi」

「○○××△△?」

この時点で自分は逃げてしまった。彼らはすでに3人でいるし、聞き返すのは恥ずかしいし、何を喋ったらいいかわからない。「How are you?」と聞いて返ってくる言葉に返す言葉が見当たらない。何がウケるのか、どんなことを考えているのかがよくわからない。アウアウする結末が予想できるから、そそくさと自分の部屋に帰ってしまう。

居心地の悪い空間で自分を拡張したい。

なんだか当時の挫折感を思い出してしまった。

実はここ1年ぐらい、人との関わりを避けるようになっていた。本業はサーバーサイドのエンジニア。だから、パソコンに向かうことが仕事だ。また、コミュニケーションを取ろうとしても微妙に目をそらされる。むしろ喋らなくたって生活できる。適当に相槌を打っておけば阿吽の呼吸で何とかなる。そんなぬるま湯に浸かっていたのは事実だ。

だから、今回はいいチャンスである。自分のコンフォートゾーンをぶち壊して喋らなくちゃいけないという切迫感を感じたい。恐る恐るコミュニケーションを取っていこう。

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元公務員。「ゆるく生きたい…!」「夢がありそう…!」と希望を持って地方から上京したものの、東京の荒波に晒され地獄感を味わう。過労とストレスで体を壊すぐらいなら冷蔵庫を壊そう。