switchという転職サイトがある。割と最近リリースされた求人マッチングサービスで、出会い系のOmiaiを出した会社が運営している。
僕はこのサイトに会員登録をしていているのだけど、転職エージェントから好条件のスカウトが来たので今回面談に伺って来た。そこで言われたことを要約すると
・経歴がクソ
・仕事に対しての願望が弱い
ということだった。スカウトされて行ったというのに非常に腹立たしい。
事の顛末
そもそもswitchに会員登録をしたのは、どのようなサイトであるか興味があったからだ。だから、それほど転職願望が強かった訳ではなく、好条件のところからスカウトが来れば話を聞いてみたいという程度の関心だった。実際、何件かスカウトが来ていたのだけど、switchに登録している転職エージェントから高待遇なスカウトが来たので面談に伺った形だ。
履歴書・職務経歴書を見ながら面談
面談が行われたのはとあるビルの一角。モダンな室内に案内され、履歴書・職務経歴書を見ながら1対1での面談が行われた。今回の面談に関しては、転職対象企業用の履歴書・職務経歴書ではなく、以前就職活動で使用したものを事前に送っていた。強く転職を希望している訳ではないことを、お互いに了承していたからだ(多分)。
面談前の僕の予想
スカウトという形から始まっているので、
①スカウトをした理由
②企業の希望条件
③僕の経歴
④僕の希望条件
というような内容で話がされるものだと予想していた。つまり、転職を前提とした話が進むものだと思っていたのだ。しかし、予想は大きく裏切られた。
まずは経歴から…
面談の序盤は、僕の経歴を掘り下げて行くような質問を中心として繰り広げられた。特に、公務員時代の話が中心であったように思う。具体的に何をしていたか、辞めた理由はどのようなものであるか等だ。現職についての質問もされたが、それほど深くは聞かれなかったように思う。
そして中盤頃に僕の将来についての質問が始まったのだが、ここで暗雲が立ちこめることになる。
あれ、これはもしかしてdisられてる…?
エージェント:エ
僕:僕
エ「将来の夢とかあります?」
僕「んー…できれば早く仕事はリタイアしたいですね。」
エ「うーん…何歳ぐらいでリタイアしたいんですか?」
僕「30歳ぐらいですね」
エ「正直厳しいと思いますよ。生涯賃金を稼ごうと思うのなら。もう少し頑張ってください。」
僕「(いや、夢っていうから…)」
…
エ「こういう仕事実現したいとかあります?」
僕「いや、具体的には特に(仕事の対価として適切な金をくれるならいくらでもやるよ☆)」
エ「それだとどこの企業さんにも紹介出来ないですよ。それに加えて、こちらの経歴だと正直な話転職しても受からないと思います。」
僕「はぁ(あれ、この流れはもしかしてdisられてる…?)」
要約
以上の流れを要約すると、
①低学歴・勤続年数の少ない野郎に用はない
②仕事の願望もっと持てよ
というようなことになる。
スカウトしておいてそれはどうなんだろう
確かに将来の仕事像を明確に描けなかったのは悪かったかもしれないが、スカウトしておいてそのdisりっぷりは無いのではないだろうか。しまいには在職を勧められ、半年後に転職を再度考える運びとなった。あぁ…非常に腹立たしい。
何故スカウトしたのか全く分からない
今回の件に限れば、スカウトされた理由が全く分からない。switch内で僕がどれぐらいの勤続年数若しくは学歴を有しているか見えるはずだからだ。
社会的な価値を客観的に判断出来なかった
もちろん僕にも悪い部分はある。社会的に見れば、僕は大して市場価値がないのにも関わらず、その概算を大きく見積もってしまったことはその一つだ。好条件の企業からスカウトが来たことにより、自分にその価値を転化してしまったのだ。
客観的に考えれば、この勤続年数でいきなり市場価値が上がる訳でもないし、明確なスキルを持っている訳でもない。今回はそれを冷静に判断する事が出来なかった。
もしかしてマーケティングの一つだったり…?
あぁそうか…そもそもスカウトした時点で好条件を提示する企業を紹介する気など無かったのか。今考えてみれば、好条件の求人を餌に釣ろうとした意図が見える。とりあえず話を聞いてクライアントを増やそうという試みだ。いや、断定はできないけど。
でもそうやって考えてみるとさらに腹立たしくなってくる。まさにクソったれである。
おわりに
今回は自分が非常に世間知らずであったことを知ることができた。
一つは、自分に市場価値などないこと。そしてもう一つは、今回に限って言えば転職エージェントがクソであったこと。
是非とも皆さんも気をつけてほしい(地方出身者はア○ウェ○にもな!)。
逆説的に言えば、こういうマーケティング手法を学べたのでラッキーかもしれない。
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