twitterやブログでの予告通りヒッチハイクを開始している。
すでにかなり刺激的な1日で、全ての出来事を網羅しようとすると非常に長くなりそうなのだけど、頑張って書いてみようと思う。ちなみに昼食は、宮城から来た夫妻に奢ってもらった。ごちそうさまです!
夫妻に会ってる。 pic.twitter.com/SFNMB4vrY7
— 堕天使@アザぜル (@Yutti_Onioni) 2015, 8月 2
予算
1,200円
赤羽〜岩槻
ヒッチハイクのスタート地点は赤羽!赤羽まではJRで行ったのだけど、駅からスタート地点までは結構歩かなければならなかった。そして、今日はあまりにも暑かった!そのため、開始早々滝のように汗が流れていた。
一応先にタオルを買っておいたのだが、初めて使用したため繊維が顔にポロポロついた。
こんなん
#ヒッチハイク pic.twitter.com/WwT3ubnVYC
— 堕天使@アザぜル (@Yutti_Onioni) 2015, 8月 2
東川口行き。全く車が止まらない
スタート地点についてから5分ぐらいウダウダしたけど、目的地書いて道路に掲げることができた。めっちゃ緊張したけど。色々な所から視線を感じてすげぇ恥ずかしかった。
向かい側のお姉さんにニヤニヤ笑われた
#ヒッチハイク
— 堕天使@アザぜル (@Yutti_Onioni) 2015, 8月 2
残念ながら車が全く止まらなかったので、目的地を「鳩ヶ谷」に変更。場所も見通しの良い直線で10分ほど待っていると、1台のセダンが僕の元へ…記念すべき初ヒッチハイクだ。
「案外止まってくれるんだな!!」
とか感じて嬉しかった。
車内にいたのは60歳ほどの夫婦。孫の顔を見に行った帰りだそうな。鳩ヶ谷までのつもりだったけど、より北の岩槻まで送ってくれるということでお言葉に甘えさせてもらった。車内に交換するものがなく、わらしべ長者はできなかった。
岩槻〜春日部
岩槻から僕が狙ったルートは2つ。①ICから仙台までぶっ込むルートか、②一旦東側の春日部に向かい、春日部から北を目指すルートだ。当初は①を狙ってIC付近で紙を掲げていたのだが、全く止まる気配が無かったw
そして短距離よりも長距離を狙う作戦を取りたいと思います。短距離で乗り継いで行った場合、ある町から出られない可能性が高い。高速道路などの大きい道は、長距離を運転する人が通っているので、大きい道を狙った方が合理的なのです。
— 堕天使@アザぜル (@Yutti_Onioni) 2015, 8月 2
目の前を通り過ぎる車のナンバーを見ると、大宮ナンバーがほとんど。かなり厳しい戦いになると考えたので、ルートを②に変更。ただし、便意が襲って来たのでニトリに避難。多少クラクラしていた中での涼しいニトリだったため、良いインターバルだった。ここで130円のジャスミンティーを買った。
ニトリめっちゃ涼しくて気持ちいいよぉ…
#ヒッチハイク#位置情報おかしい
— 堕天使@アザぜル (@Yutti_Onioni) 2015, 8月 2
ニトリを出てから逆車線で待っていると、2分で車が止まってくれた。超早い!春日部ナンバーがほとんどだったというのもあるかも。
今回は30代ぐらいのお姉さん。レンタカーの運搬途中だということだった。仕事中ということもあり、写真は撮らせてもらえなかったw話を聞いていると、ヒッチハイク経験があるとのこと。ノリが軽い面白い人だった。
お姉さまにお茶をもらった。
#ヒッチハイク pic.twitter.com/BuUX7pjvqW
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春日部〜宇都宮
3台目は50代のおっちゃんが運転する車だった。
物腰が柔らかな人で話しやすかった。自営業で、ある期間集中的に働いてその後ブラッと休むというめちゃ楽しそうな生活をしているとのこと。本当に楽しそうだった。おっちゃんは物知りで、経済的なこととか製造業のこととか、意気揚々と話してくれた。
僕も興味がある世界なのでお互いに話が弾み、ご飯を奢ってもらうことになった。日常で食べるご飯以上に美味しかった。本当に。
乗せていただいた方にご飯をおごってもらいました!!至れり尽くせり。
#ヒッチハイク pic.twitter.com/K6Vla5fgGQ
— 堕天使@アザぜル (@Yutti_Onioni) 2015, 8月 2
しかも、道の駅まで行く予定だったのだけど、それより遠くの宇都宮まで行ってくれることになった。本当に感謝。
ご飯後の車内の会話はやはり世界情勢に関するものだったのだけど、「人生は切り札が大事だ」としきりに強調していた。最後にカフェで切り札を教えてくれるとのことだった。
【番外編】某宗教の勧誘
結局、僕らはマックを選んだ。車を止められる手頃なお店が見つからなかったのだ。おっちゃんは車内から袋に入った「何か」を取り出し、店内に向かった。僕らはシェイクとポテトを頼み、席に座った(今回も奢ってもらいました)。
おっちゃんは「人生の切り札」を話すために、袋からおもむろに中身を取り出した。中身は某宗教の新聞であり、僕はその瞬間に全てを悟ってしまったのだった。
その後1時間30分ほどご説法を受け勧誘を断った。複雑だった。
複雑な理由
おっちゃんは良かれと思って僕を誘っているのだ。思ったより話が弾んで嬉しかったのかもしれない。そういえば、子供がいないとも言っていた。ベストを相手にシェアしたいと思うのは当たり前のことだ。
当然こちらとしては苦痛だ。「事実であることが認められている」とか「人生が変わる」という決まり文句が、カルト宗教のマーケティングを彷彿とさせるからだ。
しかし、おっちゃんが善意で宗教を薦めていることと奢ってもらっていることが、断りにくい雰囲気を醸し出していたのだ。至れり尽くせりのおっちゃんの善意を踏みにじってしまうようで、本当に申し訳なかった。
勧誘を断った時に、悲しみが見える笑みを浮かべていて罪悪感でいっぱいだった。入教したことで奥さんの絶望的な対人恐怖症が消えたとも言っていたので、本当にオススメだったんだろうな。本当に複雑。札幌着いたら連絡しておこうかな。
ちなみに、わらしべ長者用のダンボーはおっちゃんにあげた。さようならダンボー。
行程
今回の行程は以下の通り。赤羽からのスタートだった。
本当は1日目で仙台まで行きたかったのだけど、全く歯が立たなかったw
ルートを迂回することになり、時間をロスしてしまった。
残金
残金は400円。思ったより余裕のある滑り出しである。
おわりに
色々あったけど、ヒッチハイクは本当に刺激的だ。しかも、これほどの経験ができるにも関わらず、ヒッチハイク中は800円しか使っていないのだ。最高にお手軽な旅である。
それも人の優しさに支えられているから成せるのだ。明日も感謝して北に向かおう。
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