意味のないものに意味を見出す

無駄なものにお金を払おう。2年前の風が戻ってきたように感じる。「あれ、俺は何をやっているんだろう」「これから一体何が起きるんだろう」といったアイデンティティを脅かすゆるふわ感。旅の過程で味わうことのできる”あれ”である。

意味のないものなんてない。どんな地方にも意外な発見や出会いがある。意味を見出だせないのは、単に知らないだけだ。僕たちは自分にとって価値のあるものにお金や時間を投資しがちだ。それは決して悪いことじゃない。資源は有限なのだから。

しかし、最短距離で目に見えるものだけ追いかけると袋小路にハマる。最適な選択をしているつもりなのに(!)。

無駄なところに行くのは良いことだ。ガチガチに固められた足元が揺らぎ、静的な世界が動的に変わる瞬間。この一瞬のために時間を賭けたい。

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元公務員。「ゆるく生きたい…!」「夢がありそう…!」と希望を持って地方から上京したものの、東京の荒波に晒され地獄感を味わう。過労とストレスで体を壊すぐらいなら冷蔵庫を壊そう。