新型コロナウィルスで外出の自粛をする日が続く。先日までは家を持たずにゲストハウスで生活をしていたが、今後毎日を家で過ごさなければならないと考えると非常に息苦しい。残念ながらウィルスが沈静化するまで我々は自宅での謹慎を余儀なくされるから、家での生活をいかに充実させるかがポイントになる。
一点、今の環境で特に気になっているのは、睡眠が十分に取れないことだ。日の出と共に朝日が遠慮なく侵入するベランダ窓、フローリングの床の感触をリアルに感じることのできる敷布団、生地が薄いために光を存分に感じられるこ汚いアイマスクは、早起きには最適だが快適な睡眠には向かない。
不本意ながら、自宅とぞっこんラブな生活を送らなければならないので、何かを変えなければならない。今回は、費用の安いアイマスクを入手し、比較・検討することにした。
検証開始。浅草で購入した3つのアイマスク。
それでは早速、浅草の100円ショップで購入した3つのアイマスクを見てもらおう。
まずはこれ、ふかふかのアイマスク。片面は灰色のふかふか、逆側はメッシュ素材のふかふかとなっており、”りばぁしぶる”に使うことができる。装着感は3つの中で最も良さそう。本命の候補である。
そして2つめは凹凸マスク。目の周りの部分が山になっており、眼球に負担をかけないよう工夫がされている。痒いところに手が届く大和撫子のようだ。これもちょっとふかふかしている。
そして最後は眼球部分が緩やかに膨らんだアイマスク。通称ヌーブラ。3つの中では最も薄いが、素材はやや堅めなので意外と光は通さないかもしれない。今回の大穴候補、ヌーブラ。
それでは検証をスタートさせよう。
まずはふかふか。なんだろうこのVR感。アイマスクを付けたまま適当に腕を振っていれば、VRのゲームを楽しんでいるように見えるはずだ。ただし、中で再生されるのはリアルな3Dではなくただの真っ暗闇である。また、確かにふかふかなのだが、眼球へのプレッシャーを感じずにはいられない。
次は凹凸マスク。外観は普通だが、一番かっこいいデザインかもしれない。眼球への圧迫もなく入眠はしやすいはずである。一方、鼻筋にあたる部分の角度は緩やかなので、下からの光は気になる点だ。起床するまで朝日を感じないという当初の目的からは、外れてしまう。
最後はヌーブラ。意外と外観は普通で、サングラスを付けているかのようだ。一方、アイマスクの部分は確かに光を防いでくれているのだが、鼻の部分から光が漏れてしまう。あとこのマスク、化学薬品系の匂いが最もするので、苦手な人は苦手かもしれない。
まとめよう。装着感と外観から考えれば、凹凸マスク、ヌーブラ、ふかふかマスクという順になる。ただ、遮光という点では評価は微妙で、3つとも目を覆う部分に関しては光を遮断することはできているが、鼻筋の部分は遮光できていないようだ(最も光を通すのは凹凸マスク)。この点、快適な睡眠を取るという目的からは外れる。
全て装着して完璧な遮光を実現する。
そこで思いついたのは、3つ全て装着するという方法だ。3つのマスクを少しずつずらして目の周りを覆えば、完璧な遮光を実現することができる。アイマスクの下側から入ったきた部屋の光は消えた。暗黒の完成である。
早速布団に入ってみた。ニトリの掛け布団と敷布団が体を包む。漆黒の闇が目の前に広がる。勝利を確信した瞬間である。
熟睡していることがおわかりいただけるだろう
100円ショップのアイマスクは、組み合わせることで高い遮光性を実現できる。3つ揃えて快適な睡眠生活を送ろう。それではまた、いつの日か会いましょう。
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