いちばんやさしいグロースハックの教本 人気講師が教える急成長マーケティング戦略 「いちばんやさしい教本」シリーズを読了した。個人開発中のリゾートバイト求人検索サイト「RESORN(リゾーン)」のボトルネックを分析し、打ち手を整理したいと思ったからだ。
グロースハックを分解すると、ユーザーのマイルストーンごとにARRRAでKGIを立て、KGIに紐づくKPIを設定、施策を打ち、数値をチェックするという段階があるそうだ。これらの数値を追うには、Google Analyticsだけでは足りず、他の分析ツールも合わせて導入する必要がある。
今回はその一環として、Mixpanelを導入した方法を残しておく。
Mixpanelの利点とは何だろう?
そもそもMixpanelを導入する利点を理解する必要がある。Google Analyticsを引き合いに出して比較してみると以下の違いがある。
- Google Analyticsは、各チャネルのCV率の高さ、関心の高いコンテンツの把握が可能
- Mixpanelは、WEBサイト・アプリ内のユーザーの細かい分析が可能
現状、Mixpanelを導入したばかりで利点は手探りな状態だ。しかし、「ファネル分析」「コホート分析」などユーザーの離脱・定着を深掘りする部分に強みがある。
MixpanelをGoogle Tag Managerでインストール
早速、MixpanelをGoogle Tag Manegerでインストールしてみた。インストール方法は、以下の動画がとてもわかりやすい。
動画の大まかな流れ
Google Tag ManagerでMixpanelをインストールする際の流れは以下の4つが紹介される。①②は必須として、③④はWEBサービス・アプリケーションの内容によって導入の可否を決めると良いだろう。
- ①Mixpanelの初期化タグの設定
- ②Mixpanelのページビュータグの設定
- ③問い合わせたユーザーを識別するタグの設定
- ④クリックイベントのタグの設定
※Implementing Mixpanel with Google Tag Manager – Mixpanel Help Centerには、「head内に直接初期化タグを埋め込め」という記載があるが、これは無視して構わない。
動画で上手くいかなかった2つの点への対応方法
A:クリックイベントが上手く計測できない
④で「発効する前にタグを配信」にチェックを入れているが不要。こちらの環境では、Mixpanel側にイベントクリックが伝わらないという現象が起きたためだ。
B:開発環境の数値が計測されてしまう
個人開発中のRESORN(リゾーン)にMixpanelを導入したが、開発環境の数値も計測されてしまうという問題が生じた。開発環境側に本番環境と同様のGoogle Tag Managerのコードがコーディングされているためだ。開発環境側からコードを削除する方法も考えられるが、以下の方法で対処した。
- a:Mixpanelで開発環境用のプロジェクトを作成する
- b:動画内の「Mixpanel – General Library – All pages」のカスタムHTMLを変更する
bに関して、以下のコードで本番環境と開発環境の計測を分けることができる。
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<script> var gtm = google_tag_manager[{{Container ID}}]; try{ <Mixpanelの初期化コード> var productionHost = '<ドメイン名(例:resorn.net)>'; var devToken = '<開発環境側のプロジェクトのトークン>'; var prodToken = '<本番環境側のプロジェクトのトークン>'; if (window.location.hostname.toLowerCase().search(productionHost) < 0) { mixpanel.init(devToken); } else { mixpanel.init(prodToken); } gtm.onHtmlSuccess({{HTML ID}}); } catch(e) { gtm.onHtmlFailure({{HTML ID}}); } </script> |
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