twitterやブログでの予告通りヒッチハイクを開始している。
今回はヒッチハイク2日目の記事を更新していこうと思う。ヒッチハイクの厳しさと楽しさを同時に味わうことができた日だった。混沌。これが旅である。
予算
400円(前日分)+1,200円=1,600円
宇都宮〜西那須野
2日目は、1日目の遅れを取り戻すために長距離移動を狙った。そのため、トラックドライバーなどの長距離運転手がいるであろうバイパスでヒッチハイクを敢行することになった。
実際、僕の目論みは当たっていた。宇都宮などから東北地方に向かうトラックで溢れていたからだ。バイパスは、長距離を移動するドライバーが数多くいるらしい。数えきれないほどのドライバーが僕の目の前を
通り過ぎて行った。
やっと止まってくれたと思っても、地図の確認のためだという始末。田舎のバイパスという砂漠の中に僕は一人取り残されたのだった。
トラックが止まってくれたので、乗せてくれるのかなと思い駆け寄ったら地図確認してるだけだったw
— 堕天使@アザぜル (@Yutti_Onioni) 2015, 8月 2
それでも、ヒッチハイク開始から2時間が経過したころ一台の車が止まってくれた。僕の姿を見かけてわざわざUターンをしてきてくれたようだ。熱中症が危ぶまれていただけに黒ひげ危機一髪である。ヒッチハイクは生死をかけた戦いなのだ!
この人いなかったらかなり危なかった。
#ヒッチハイク pic.twitter.com/iI6Ji3jpNl
— 堕天使@アザぜル (@Yutti_Onioni) 2015, 8月 2
地元の人だったようで、栃木県に関する話題で盛り上がった。
僕「栃木の名産とかってなんですかね?」
運「そうだね…農産物なら困らないと思うよ」
僕「」
西那須野〜那須塩原
バイパスから30kmほど行った西那須野で降ろしてもらった後は、再度ひたすら耐える時間が始まった。次こそはと、西那須野塩原ICに向かう道で待機していたのだが一向に止まらない。ただし、止まる気配はあるのだ。通り過ぎる際にスピードを落としてこちらの様子を伺うことが感じられたからだ。
店が周囲にある安心感な。
#ヒッチハイク pic.twitter.com/1kiQNMaCKF
— 堕天使@アザぜル (@Yutti_Onioni) 2015, 8月 2
だが、それでも止まらない。まるで寸止めのジらしプレイをさせられているようだった。普段は嫌いでは無いのだが、灼熱地獄と睡眠不足の中ではそれを楽しむ余裕などない。2時間ほど経った頃、IC狙いを変更し国道からの北上を狙うことになった。
2kmほど離れたセブンイレブンでヒッチハイクを行ったところ、作業用のトラックが目の前に。待機場所の変更が功をそうしたようだ。
5台目の方に那須塩原まで運んでもらいました。とても愛嬌のある方で癒されました!
#ヒッチハイク
— 堕天使@アザぜル (@Yutti_Onioni) 2015, 8月 3
那須塩原のファミリーマートまで送ってもらった。駐車場が広く場所としては絶妙。
那須塩原〜白石
那須塩原では、比較的すぐ車を捕まえることができた。目の前に止まっていたトラック運転手に声をかけることができたからだ。声をかけると了承してくれた。ちなみに遠くから見ると清原に見えたので、話しかけた途端にバットで殴られることを想定し、身構えながら話しかけたことは秘密である。
予想に反して、運転手の高橋さんは凄く優しい人だった。人当たりが良くて楽しい。降車した白石の休憩ポイントでは、ビールとおつまみをおごってもらった。また、休憩時間の都合上お断りしたのだが、白石以降のドライブも申し入れてくれた。
トラック運転手の高橋さんとビール飲んでます。凄く楽しい。本当に優しい。
#ヒッチハイク pic.twitter.com/oic3mgXpDU
— 堕天使@アザぜル (@Yutti_Onioni) 2015, 8月 3
そんな高橋さんだが彼女ができないことを嘆いていた。トラック運転手は、業務上家に帰る頻度や出会いの場が限られるからだ。興味のある方は高橋さんの彼女になってあげてほしい。サーフィンが好きなようなので、海が好きな人にはぴったりだと思う。
白石〜仙台
高橋さんがセブンイレブンに行っている間に車が止まってくれた。50代の方で、やはり優しかった。ちなみに、近々仕事を辞職するらしく、現ニートである僕は親近感を感じずにはいられなかった。
7台目に乗せてくれた方は地元の人!仙台までの近道を知ってる情報通でした。「大丈夫だから」とか「ごめんね」という口ぐせが特徴の方で、とても癒されました。
#ヒッチハイク
— 堕天使@アザぜル (@Yutti_Onioni) 2015, 8月 3
地元の方だけあって、知る人ぞ知る脇道をグイグイ進んで行った。30分以上は時間を短縮できるようだ。Alfredもびっくりのショートカットである。18時30分頃に仙台に着き、前日の遅れを取り戻すことができた。
仙台到着後
仙台到着後、まずは安価な飲食店を探した。仙台に来ても、無意識のうちに親近感のある店に惹かれてしまうものだ。松家に入り、「ガーリックチキン定食」を注文した。ニンニクと日中に出た汗の匂いが相まって大変なことになっていたため、食事後にシャワーを浴びられるスポットを探した。
しかし、仙台市内にはシャワーを安価に浴びられるスポットがなかなか無い。ネットカフェの夜のフリータイムでも、1500円ほどかかってしまう。これでは予算オーバーだ。僕はひとまずシャワーを諦め、汗臭い姿のままで夜のヒッチハイクを再開することにした。
夜のヒッチハイク開始
夜のヒッチハイクでは、青森へ向かうためにICに続くルートを選択した。夜間はフリップボードが見えないので、パソコンの画面を見せてヒッチハイクを敢行した。しかし、残念ながら全く捕まらない。
金銭面から野宿も考え始めていた頃、twitterにリプライがあった。
@Yutti_Onioni 乗れたんですか? 乗れてないならタクシーで行こうかなって思ったんですけど?
— ありあり (@ariwowwww) 2015, 8月 3
昼間に仙台まで乗せてくれるドライバーをtwitterで探していた時にリプライをくれた人だ。なんやかんやで最終的にホテルを奢ってもらった。twitter凄ぇ。金の力凄ぇ。
うおおおおおおお突然のホテルの部屋の確保。
#ヒッチハイク pic.twitter.com/zI2hRQLSwT
— 堕天使@アザぜル (@Yutti_Onioni) 2015, 8月 3
こうして僕はシャワーと寝床を確保し、2日目が終了したのであった。
行程
バイパスでつまずきながらも、今回は宇都宮から仙台まで進むことができた。行程は以下の通り。
運転手さんの助けもあって、250kmも進むことができた。2日目は熱中症の危機が間近に迫りながらも、ドライバーの優しさをひしひしと感じることのできたのであった。
残金
残金は774円。色んな人に奢ってもらえた分、かなり節約することができた。
おわりに
3日目は仙台からのスタートになる。
しかし、誰も停車しない事実が僕を襲うのであった。
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