公務員を辞めて1年【ただし後悔は無い】

4月に入るまで残り数日となっている。僕は昨年の3月31日をもって公務員を辞めたから(多分)、辞職してからほぼ1年が経つことになる。当時は割としんどかったが故に精神的には本当にどん底だったのだけど、今もなんとか生きている。
さて、昨年散々悩んで公務員を辞めた訳だけど現状全く後悔していない。むしろ、早く決断しておいて良かったと思っている。以下にその理由を述べていく。

①事務作業が全く性に合わなかったから

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僕は一般職の公務員として働いていたから、当時は事務作業が主な仕事だった。しかし、今考えてみれば、新し物好きの僕には全く性に合わないことをやっていたように思う。なぜなら、事務作業はルールが決まっているからだ。公務員の世界では特定の手続きを行う上で法律が絶対的なものとして君臨しているし、法律に適切に従うようにマニュアルが用意されている。つまり、仕事をする上での絶対的な正解があるのだ。

これが僕には合わなかった。ルールに沿って仕事を進めることができないのだ。僕は元々集中力が無いし、あらかじめ決められたルールに沿って仕事をするのは好きではないので、独自に作業を進めてしまうところがあった。これはマニュアル至上主義の公務員の世界では御法度である。はみ出したことをやる度に叱られていた気がするし、その度に自分にがっかりしたものだが、やはりルールに沿って仕事はできなかった。だから、合わなかったのだと思う。

②どんな生き方をしても良いと知れたから

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僕は今東京にいるのだけど、多様な価値観で街がまわっている。だから、どんな生き方をしても許されるのだということを知ることができた。東京に来てからというもの、ニートであるとかその日限りで働いている人が何故だかいっぱい知り合いになっているのだけど、そういう人たちであってもちゃんと生きることができる。

要は考え方なのだ。世の中のレールに乗ったあるべき姿というのは世間が作った幻影に過ぎない。つい最近まで、僕もいかに適切に生きられるかを課題としていたが、その適切さは社会からの要請であったということに気付く事ができた。公務員を辞職する際には悩むに悩んだけど、それは将来の安定性というよりも周りを裏切ってしまうという気持ちが強かったからだ。しかし、常識を破ったって生きる事はできる。公務員を続けていれば、この事実に気付く事はできなかったように思う。

③比較的若かったから

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僕の年齢が比較的若かったことも理由の一つだ。なぜなら、歳を取れば取るほど辞めにくくなるからである。
一般的に、ある仕事に就いている期間が長ければ長いほど、特定の仕事のスキルが高まる。しかし、これは逆説的には転職する際の心理的コストの高まりに繋がる。仮に、プログラマを続けてきた人が事務職に就くことを考えてみる。この場合、今まで養って来た技術を捨てることになるから、大きな決断となるはずだし、熟練していればいるほど難しい決断になるはずだ。

また、公務員の就職には30歳までの応募制限が設けられていることがほとんどであり、世間的にも30歳からの転職は20代と比較して困難になる印象がある。僕は仕事に就いてから1年で辞める決断をすることができた。それは、仕事の熟練度がまだ高くなく新卒1年目であったからだ。もう少し職場にいる期間が長ければ、辞める決断を躊躇していた可能性がある。

④今が楽しいから

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4番目の理由は、何より今が楽しいという気持ちがあるからだ。
現在僕は正社員として働きつつも、比較的前向きに生きることができている。今の会社では飲み会があまり無いから、夜にげんなりして帰ることはほとんど無いし、プライベートでは多少はみ出して生きていこうという心の余裕もできた。これは、周りの環境が良い方向に変化したということが大きい。価値観が硬直化した公務員の世界では、こういった気持ちになりにくいように思うため、環境を思い切り変えることができて良かったように思う。

おわりに

以上が公務員を辞めて後悔していない理由だ。あくまで僕の主観だし、人によって事情は違うのであまり鵜呑みにしてほしくはないが、個人的には本当にベストな決断ができたと思う。

公務員を辞めた理由に関しては、以下の記事を参照。

公務員を辞めた7つの理由

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2 件のコメント

  •  現職者です。私は民間で新卒1年で退職→公務員と転職しました。民間も会社にもよりますが、公務員の世界でははみ出すことを必要以上に恐れている感覚、わかります。
     こうしなさいと指示があるわけでもないときにオリジナリティを利かせると、君変わってるね感を出されます。
     示し合わせたようにこなすことは役所では必要ですが、それが目的になってしまっていることは否めないので、転職でこの世界に飛び込みましたが、何だかなあ…というのが主観です。
     年齢が早いうちに決断され、技術もあるようですので、狭い世界に閉じ込められる前に抜け出せたようで良かったです。
     公務員は昔からの「楽な仕事、高い給料」なイメージを持ったままいざなってしまうと、思ったより忙しい上にスキル持ちな人々より給料も安いので、貯金するなり準備してから、若ければサクッと辞めてしまうのが最適だと思います。当方も社会不安障害で転職前は苦しんでいたので共感しました。
     最近転職を視野に入れ始めたので、記事はとても参考になりました。長文失礼しました。
     

    • 久しぶりにブログを開きました。返信遅れてしまいすみません。
      公務員の立ち振る舞いって難しいですよね。
      まず、頑張るインセンティブがないこと。一応評価制度のようなものはあったと思いますが(うろ覚え)、基本的に首になることはなく、頑張っても大きく給料が上がることはないので何だかなぁという感じです。
      また、経験上、公務員の人は視野が少し狭い印象です。不満を抱える一方で、史上最高の職業と疑わない人たちが働いているので、話が噛み合わなかった記憶があります。
      一方、地方ではまともな仕事に就くのも難しいと思うので、地方に永住するなら公務員、東京・大阪に住むなら辞職、ぐらいではっきり線引きしても良い気がします。

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    元公務員。「ゆるく生きたい…!」「夢がありそう…!」と希望を持って地方から上京したものの、東京の荒波に晒され地獄感を味わう。過労とストレスで体を壊すぐらいなら冷蔵庫を壊そう。